アリゾナ解剖実習5日目~人の身体はわからない~

 

アリゾナ解剖実習の様子をご紹介しております。

 

5日目は、解剖実習の最終日になります。

 

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5日間の学びを通しての確信

5日間、一体のご献体をグループごとに解剖していきました、

 

グループは全部で8つありましたので、ご献体も8体です。

 

他のグループも周り、個体差なども見ることが出来ました。

 

そして、ラボのマスターのトッドは8体どころではなく、もっと数多くのご献体の解剖をしています。

 

そのトッドの話を聞いたり、自分でご献体を見たり、解剖したりと言った経験を通し、一つの確信を得ました。

 

それは、

「人の身体はまだまだ分からないことばかり」

 

ということです。

 

わからないことに対して「確信を得た」ではおかしな話ですが、私としてはとてもしっくりくる表現です。

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わからない人間の身体に対して正解は無い

パーソナルトレーナーとして活動を始めた頃からこの実習に参加するまで、私はパーソナルトレーナーとして「正解」を求めていたと思います。

 

こういう症状には、このようなアプローチが正しい

 

コアへのアプローチはこれが正しい

 

股関節の動きはこれが正しいアプローチ

 

様々なアプローチ方法があるものの、しっかり評価をすれば「正しいアプローチ」が見つかるような感覚があったと思います。

 

ただ、少なくとも私がパーソナルトレーナーとして活動している間にそんなものは出来ないと思います。

そしてこれからも。

 

なぜなら、人間の身体はわからないことが多いからです。

 

膨大な仮説や実験から、「ある程度こうと考えられている」ことはわかります。

 

なぜ心臓は真ん中ではないのですか?

 

なぜ股関節周りは筋肉が多くありますか?

 

肩甲骨はなぜあの形何ですか?

 

横隔膜はなぜ左右で違いますか?

 

これらに対する答えは全て「仮説」です。

 

なぜなら、その人が作ったものではないからです。

 

このホームページではなぜ「パーソナルトレーニングで肩こり改善」について書かれているのですか?

 

と聞かれれば答えがあります。

 

それは、このホームページは私が作ったからです。

私の意志で作り、私が意図を持って作成しています。

 

だから、なぜこうなっているか?

についての正解があります。

 

やり方が正しいかはわかりませんが、なぜこうなっているかは明確です。

 

でも人間の身体はそうではありません。

 

もし横隔膜を開発し、人間の身体に横隔膜を採用させた人がいるなら、「横隔膜が左右で違いる理由」はその人に聞けば分かります。

 

人間は進化の過程で今こうなっているので、「発生学」を色々研究していけば真理に近いと思われる「仮説」が見えてくると思います。

 

私もそれは興味大ありです!

 

ただ、確実に「仮説」の域は出ないと思います。

 

だから「人間の身体はわからない」のです。

 

わからない以上、様々な仮説を拾い集め、新たな仮説を知り、自らの経験も重ねていく必要があります。

 

そして、最高の「仮説」を作れるように努力し続ける必要があります。

 

そこに正解は無く、ひたすら探求していく過程が続いていくのかな…

 

というようなことを、実習の最後の最後で感じました。

 

最後の最後に、ACL(前十字靭帯)のあまりの強さに驚いたり、

キレイに解剖されたローテ―ターカフに驚いたり、

終わる寸前まで学びの連続でした。

 

そして、終わってから

 

「あれも見たかった」

「これも見たかった」

「もっとこれを勉強してから行けばよかった」

 

と、知的好奇心が刺激されました。

 

さらに成長し、いつかまたあの場所に立って新たな刺激を受けたい

必ずアリゾナに帰ってこよう

と、決意し5日目終了。

 

その後はピザ&ビールでパーリーピーポー

 

パーソナルトレーナー 野中

 

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