有鈎骨骨折とは?野球選手に多い手首の骨折。原因・手術・全治の目安は?

 

パーソナルトレーナーの野中です。

 

野球選手に多い怪我である「有鈎骨骨折」について解説していきます。

 

常用漢字ではなかなか見ない漢字ですが、読み方は有鈎骨(ゆうこうこつ)です。

 

野球選手に非常に多い怪我で、2016年も5月時点で日本ハムの杉谷拳士選手、中日ドラゴンズの高橋周平選手がこの有鈎骨骨折の怪我で離脱しています。

 

 

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有鈎骨骨折の原因とは?有鈎骨骨折が野球選手に多い理由

有鈎骨骨折はほとんどバッティングで起こります。

 

バッターがボールを打った瞬間に怪我をするケースがほとんどです。

 

有鈎骨骨折の原因を考えると、バットのグリップが関係します。

 

有鈎骨とは手首にある骨で、手首は小さい骨が8個連なり構成されています。

 

手首の骨は手根骨(しゅこんこつ)と呼ばれ、有鈎骨の他に7つあります。

 

8個の手根骨一覧

・大菱形骨(だいりょうけいこつ)

・小菱形骨(しょうりょうけいこつ)

・有頭骨(ゆうとうこつ)

・有鈎骨

・舟状骨(しゅうじょうこつ)

・月状骨(げつじょうこつ)

・三角骨(さんかくこつ)

・豆状骨(とうじょうこつ)

 

この中で野球選手がバッティングで骨折するのは、ほぼ間違いなく有鈎骨です。

 

有鈎骨だけ骨折する理由としては、バットのグリップが当たる位置がちょうどこの有鈎骨の位置になります。

 

有鈎骨を骨折するのは会心の当たりではなく、ミスショットです。

 

バットの芯でボールを捕らえると、ほとんど抵抗が無く手が痺れることはありません。

 

これは、バットの力がボールに上手く伝わっている為です。

 

逆に打ち損じのファウルやポップフライなどは、バットの力がボールに上手く伝わらず、その力がグリップを介して手首に伝わります。

 

グリップの当たる位置=有鈎骨なので、手首に伝わる力は有鈎骨に加わります。

 

1回ファウルを打ったくらいでは、有鈎骨が骨折することはありません。

 

ただ、長年の有鈎骨へのストレスの蓄積や、有鈎骨の状態、肘や肩の怪我や動きの不良によって過度に有鈎骨に負担がかかるなど、様々な理由が重なった結果有鈎骨の骨折に至ると考えられます。

 

実際に、日本ハムの杉谷拳士選手も中日の高橋周平選手も、ファウルを打った瞬間に有鈎骨骨折となっています。

 

また、同じような理由でテニスやゴルフでも有鈎骨骨折となる場合もありますが、野球選手に比べるとその数は少ないです。

 

テニスのボールの柔らかさや、止まったボールを打つゴルフと比べ、硬いボールが18メートル先から150キロくらいのスピードで飛んでくるのを打つ野球の方が、有鈎骨への負担が多いのは、何となく想像がつきますね。

 

その他転んで手を付いた時に有鈎骨骨折という例もあります。

 

 

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有鈎骨骨折で多いのは右手首?左手首?

有鈎骨骨折は両手で起こる怪我ではなく、片手の有鈎骨が骨折します。

 

左右のどちらの有鈎骨骨折が多いかというと、これはそのバッターの打席の左右によります。

 

グリップが当たる為に有鈎骨骨折が起こりますので、バットを握った時に下になる方の手の有鈎骨が骨折します。

 

つまり、右バッターは左手有鈎骨骨折、左バッターは右手有鈎骨骨折となります。

 

先程の日本ハムの杉谷拳士選手は両打ちですが、左打席でファウルを打った瞬間に骨折しましたので右手有鈎骨骨折。

 

中日の高橋周平選手は左打ちですので、同じく右手有鈎骨骨折です。

 

ゴルフもテニスも同じく、グリップ側の手(下の手)で有鈎骨骨折が起こります。

 

 

有鈎骨骨折の全治の目安は?有鈎骨骨折から復帰するまでの期間とは?

有鈎骨骨折の場合は、ほぼ手術が行われます。

 

手術の種類としては主に2つで、1つは骨片の摘出です。

これは骨折で折れてしまった有鈎骨の破片を取り除くような手術です。

 

もう1つは骨接合術で、これは有鈎骨骨折の場合上手く骨がくっつきにくいので、それを助けるような手術です。

 

この手術後は1~2週間のギプス固定となることが多く、その後リハビリを経て復帰となります。

 

野球選手の場合は再び150キロくらいのボールを打たないといけないので、実戦復帰まで1か月半~2ヶ月、1軍の試合復帰までは2~3ヶ月程かかるケースが多いようです。

 

有鈎骨骨折は野球選手である以上ゼロには出来ませんが、リスクマネジメントは可能です。

 

現に中日ドラゴンズの高橋周平選手が有鈎骨骨折した時は、骨折した試合前の練習から痛みがあったようです。

 

有鈎骨骨折の存在を知り、無理せず休むことで骨折は防げる場合もあります。

 

また、過度に手首に負担がかからないように肘や肩の怪我を治すことも間接的に有鈎骨骨折のリスクを下げることになります。

 

 

有鈎骨骨折の怪我をしたプロ野球選手一覧

有鈎骨骨折は野球選手に多い怪我です。

 

ここでは、有鈎骨骨折の怪我をしたことがあるプロ野球選手を紹介します。

 

日本ハムファイターズ・杉谷拳士選手 右手有鈎骨骨折の怪我で全治2ヶ月

 

中日ドラゴンズ・高橋周平選手 右手有鈎骨骨折の怪我で全治2ヶ月

 

ヤクルトスワローズ・畠山和洋選手 左手有鈎骨骨挫傷の怪我で全治2ヶ月

 

阪神タイガース・岡崎太一捕手 左手有鈎骨骨折の怪我で全治2ヶ月

 

巨人・片岡治大選手 左手有鈎骨骨折の怪我で手術。全治6週間と発表

 

 

パーソナルトレーナー 野中

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