TFCC損傷の怪我とは?テニスに多いTFCC損傷の症状・治し方・手術・原因などをパーソナルトレーナーが解説

 

パーソナルトレーナーの野中です。

 

スポーツ中に多い怪我のTFCC損傷の怪我をご紹介します。

 

TFCC損傷はテニスに非常に多い手首の怪我で、その他バドミントンや野球などでも見られる怪我です。

 

TFCC損傷はとにかく治りにくく、長期間悩まされる方が多い怪我です。

 

ここでは一般的に言われるTFCC損傷と、個人的に考えるTFCC損傷の治し方をご紹介します。

 

TFCC損傷の原因は手首には無いケースが多いと思いますので、その原因から考えるTFCC損傷の治し方をご紹介します。

 

 

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TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)とはどんな怪我?TFCC損傷の症状とは?

TFCC損傷の怪我とは、テニスやバドミントンなどのラケットスポーツや野球などで多く見られる手首の怪我です。

 

TFCC損傷という難しい名前ですが、TFCCの正式名称は「Triangular FibloCartilage Complex」です。

 

TFCC損傷を日本語で言うと、「三角線維軟骨複合体損傷」と言います。

 

言葉の説明だけでは症状などが分かりませんが、簡単に言えば手首の靭帯損傷と思って頂いて大丈夫です。

 

TFCC損傷は手首の外側が痛くなる怪我で、外側にある靭帯を痛めていることが多いです。

 

TFCCは7つの組織で構成され、「尺骨三角靭帯」「尺骨月状靭帯」「掌側橈尺靭帯」「背側橈尺靭帯」「関節円板」「三角靭帯」「尺側側副靭帯」の7つです。

 

非常にややこしいですので、一般的には「手首の外側の色々な靭帯損傷の怪我」という認識で大丈夫だと思います。

 

このTFCCに過度のストレスがかかり続け、その結果靭帯を痛めてしまうのがTFCC損傷です。

 

TFCC損傷に至るには、手首を捻るなどの手首の動きが悪かったり、手首に過度な負担がかかるようなフォームで長年競技を続けたりした結果起こります。

 

つまり、手首だけの問題ではなく肩や肘などの関連する関節の柔軟性不足や筋力不足などのせいで手首に過度な負担がかかり続けた結果TFCC損傷の怪我を負うというケースが多いと思います。

 

テニスやバドミントン野球のバッティングなどで起こる怪我ですので、肘や肩の問題で手首に過度な負担がかかるフォームを長年強いられるとTFCC損傷の怪我をしてしまいます。

 

 

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TFCC損傷の原因は手首ではなく肩?相対的柔軟性から考えるTFCC損傷の治し方

TFCC損傷の原因はTFCCに過度なストレスがかかり続けることです。

 

それは手首だけを見た部分的な原因です。

 

なぜTFCC損傷に過度な負担がかかり続けたのか?を考えると、肩や肘に問題があるケースがほとんどです。

 

これはパーソナルトレーニングの考え方の「相対的柔軟性」という考え方で説明がつきます。

 

相対的柔軟性とは、簡単に言えば「人間の身体は一番動きやすいところが動くよ」という理論です。

 

例えばテニスのバックハンドを打つ際には、肩や肘、手首などが連動してボールを打ちます。

 

ところがこの肩の柔軟性が低下していると、肩は動きにくい関節になります。

 

そうすると相対的に肩よりも動きやすい手首が肩の代わりに過度に動きます。

 

これを1球2球打ったところでは何も起きませんが、10年間ずっとこのままテニスを続けていると恐ろしい球数になります。

 

1年・2年と徐々にTFCCにストレスがかかり続け、さらに肘の怪我があってより手首に負担がかかるなどプラスαの負荷も加わって遂にTFCC損傷の怪我になる、というパターンがTFCC損傷の原因に多いと思います。

 

これは野球のバッティングでも同じで、

 

身体を捻る股関節などの機能が低下し、過度に上半身に頼った動きになる

→さらに肩の柔軟性も低いので手首に過度な負担がかかる

→そのまま何年もバッティングを続ける

→TFCC損傷

 

このようなパターンが考えられます。

 

そうするとTFCC損傷の根本的な治し方は、手首の治療ではなく肩の柔軟性を高めるトレーニングや股関節の柔軟性を高めるトレーニングだったりします。

 

もちろん、TFCC損傷の初期は手首の治療も必要です。

 

ただTFCC損傷はよくなってはまた再発で何年も付き合うケースが多いですので、その場合は根本的にTFCC損傷を治す為に肩など別の部位をどうにかするしかありません。

 

 

TFCC損傷の怪我にテーピングやサポーターは有効?処置にはなるがTFCC損傷の治療にはならない

TFCC損傷の怪我の処置では、サポーターやテーピングを手首に巻くことが多いです。

 

特にTFCC損傷が慢性化した場合は常にサポーターを巻いてテニスやバドミントンを続けるというケースが多いと思います。

 

こちらも先程のTFCC損傷を治す流れと同じですが、手首が原因でなければ手首にサポーターやテーピングを巻いても根本的な解決にはなりません。

 

もちろんTFCC損傷の初期で炎症がある場合はまずは安静にする必要があります。

 

その場合はテーピングやサポーターなどを巻いて固定しておくことはTFCC損傷の処置としては正しいと思います。

 

ただテーピングやサポーターを巻けばTFCC損傷が治るというわけではありません。

 

ある程度炎症が治まって動けるようになったら、根本的に改善出来るようにリハビリを開始しましょう!

 

 

TFCC損傷の手術とは?TFCC損傷の症状がひどい場合は手術の適応

TFCC損傷の症状がひどい場合は手術の適応となる場合があります。

 

これはTFCC損傷に限らずどの関節でもどの靭帯でも同じです。

 

靭帯が断裂したり、重度の損傷があったりすれば靭帯の再建手術や縫合手術が必要になります。

 

TFCC損傷の手術では、TFCCを構成する靭帯の再建手術や縫合手術、関節滑膜部分切除手術などが行われます。

 

ただ手術となるとかなり高額な手術になり、リハビリ期間で半年くらいかかるのなど内科と大変です。

 

さらに手術の難易度としても高いようで、手術が出来る病院も限られます。

 

TFCC損傷はその原因からもわかるように、手術をしたらきれいさっぱり治るという訳でもありません。

 

やはり根本的な原因を改善すべく肩などのトレーニングをしっかり行うことが、TFCC損傷の改善には必要です!

 

 

TFCC損傷の怪我をしたスポーツ選手

TFCC損傷はテニスやバドミントン、野球などに多い怪我です。

 

ここではTFCC損傷の怪我をしたスポーツ選手をご紹介します。

 

ラファエル・ナダル選手(テニス) 左手首TFCC損傷の怪我で2016ウィンブルドンを欠場

 

 

パーソナルトレーナー 野中

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