アキレス腱断裂とはどんな怪我?アキレス腱断裂の原因・予防方法・リハビリ方法などをパーソナルトレーナーが解説

 

パーソナルトレーナーの野中です。

 

スポーツ中に起こりやすい怪我であるアキレス腱断裂についてご紹介します。

 

アキレス腱断裂は一般的に知られた大きな怪我ですが、その原因や予防方法などは知られていなかったり、曖昧な情報が多かったりします。

 

運動前のストレッチだけでは、アキレス腱断裂の予防としては不十分です。

 

ここでは、アキレス腱断裂の原因や症状、予防方法やリハビリ方法、手術などについて解説していきます。

 

 

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アキレス腱断裂とはどんな怪我?アキレス腱断裂の症状とは?

アキレス腱断裂とは、過度な収縮などのストレスにアキレス腱が耐えきれずに断裂してしまう大怪我です。

 

アキレス腱とは、ふくらはぎの筋肉である下腿三頭筋の先端部分にある骨と付着する部分です。

 

アキレス腱はこの下腿三頭筋とかかとの骨である踵骨の繋ぎ目です。

 

腱の中ではアキレス腱が非常に有名ですが、筋肉が骨に付着する部分はアキレス腱と同じく「腱」になります。

 

アキレス腱断裂の怪我は、下腿三頭筋に急激な伸長など度重なるストレスがかかり続けた結果そのストレスに耐え切れずに断裂してしまうことで起こります。

 

アキレス腱断裂は、破裂したような音がすることが多いですが、特に音がしない場合もあります。

 

アキレス腱断裂の怪我をした際の症状の特徴としては、「後ろからふくらはぎを蹴られた感じ」「いきなりふくらはぎにボールが当たった感じ」「急にボンと音がした」などが起こります。

 

サッカーの試合中に急に後ろから足を蹴られ、振り向くと誰もいなかったがその途端アキレス腱に痛みが出て、実はアキレス腱断裂だったということがよくあります。

 

アキレス腱断裂の症状としては足に力が入らず、立てなくなりますのですぐに転倒してしまいます。

 

その後は歩行が可能になってもつま先に体重がかけられず、スムーズな歩行は出来ません。

 

ただ足首は動かすことが出来ます。

 

この現象は、下腿三頭筋以外の筋肉は正常に働く為、他の筋肉で動かすことで起こります。

 

 

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アキレス腱断裂の原因とは?誰にでもアキレス腱断裂は起こる怪我

アキレス腱断裂の原因は、ジャンプやダッシュ動作などでふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)が急激に収縮した際に強い負荷がかかって起こります。

 

ただアキレス腱断裂の原因はこのような1回の強い負荷だけでなく、その前に度重なるストレスが下腿三頭筋にかかっていたことでアキレス腱断裂を引き起こしやすい状況になっていたことが多いと思われます。

 

また、アキレス腱自体の老化現象も引き金になると言われています。

 

さらにふくらはぎの筋肉である下腿三頭筋の柔軟性や筋力の低下や、体重増などもアキレス腱断裂の原因となります。

 

一般のスポーツ愛好家でアキレス腱断裂になるパターンとしては、運動不足の中久々にテニスなどの激しいスポーツを行った時になりやすいです。

 

運動不足により昔テニスをしていた時と比べてふくらはぎの筋肉も柔軟性も大きく低下、その代り体重は10キロ以上増などの条件が整い、つい向きになって昔の時のような感じで走った瞬間にアキレス腱断裂の怪我というのがよくあるパターンです。

 

テニスに限らず、バスケットボール、バレーボール、サッカー、ラグビーなど「走る」「飛ぶ」が多いスポーツでアキレス腱断裂が起こりやすいと言えます。

 

 

アキレス腱断裂の予防方法とは?アキレス腱のストレッチだけでは予防方法としては不十分

アキレス腱断裂の予防方法としては、いわゆるアキレス腱のストレッチが有名です。

 

正確にはほとんど伸びているのはふくらはぎの筋肉である下腿三頭筋だと思います。

 

この下腿三頭筋の柔軟性低下がアキレス腱断裂に繋がりますので、アキレス腱のストレッチがアキレス腱断裂の予防に効果的と言えば効果的です。

 

ただ、柔軟性不足だけでなく筋肉不足もアキレス腱断裂の原因となります。

 

さらに元々アキレス腱に過度なストレスがかかっていることが、アキレス腱断裂の原因となりますので、まずはそもそもふくらはぎに負担がかからない状態にしておくことが何よりも予防になります。

 

ふくらはぎに負担がかかりやすい人の特徴としては、まずは姿勢が崩れます。

 

いわゆるスウェイバックと呼ばれる骨盤が前方へ飛び出たような姿勢がふくらはぎに負担がかかりますが、実は日本人の多くはこのスウェイバック姿勢です。

 

つまり、多くの日本人はアキレス腱断裂のリスクを抱えて生活していると言えます。

 

また、ふくらはぎや太もも・足首などの怪我が原因で負担がかかりアキレス腱断裂の怪我を負うことがあります。

 

阪神タイガースの西岡剛選手が試合中に左足アキレス腱断裂の怪我を負いましたが、実はその前に同じ左足太ももの怪我をしていました。

 

このような怪我が原因となりますので、こういった太ももの怪我や足首の怪我をしっかり治してリハビリを行っておくことがアキレス腱断裂の予防にも繋がります。

 

具体的には、足関節内反捻挫(いわゆる足首の捻挫)ハムストリングス肉離れ(太もも裏肉離れ)ふくらはぎ肉離れなどの怪我後にかばった結果、アキレス腱断裂となることがあります。

 

これは同じ足でなく、逆足の怪我がアキレス腱断裂の原因になります。

 

そして、逆足のアキレス腱断裂がアキレス腱断裂を招く場合があります。

 

両足アキレス腱断裂という非常に大きな怪我になりますが、実はそのケースは多くあります。

 

バレーボールの元日本代表の狩野舞子選手や、ラグビーの元日本代表の大畑大介選手も両足のアキレス腱断裂の怪我を経験しています。

 

つまり、アキレス腱断裂のリハビリをしっかり行ことが、逆足のアキレス腱断裂の予防方法となります。

 

 

アキレス腱断裂のリハビリ方法とは?

アキレス腱断裂のリハビリ方法としては、まずは歩けない状態ですので装具で固定されています。

 

その場合はいわゆる患部外トレーニングと呼ばれる、怪我をしたアキレス腱以外の部位でリハビリを行います。

 

股関節周りのお尻の筋肉や太ももの筋肉などのリハビリが行われます。

 

そして装具が外れてからは、ふくらはぎの筋肉を鍛えるべくチューブなどで足首の運動を開始し、徐々に立ち姿勢に移行、その後スクワット動作などを経てジョギング、ランニングダッシュ、ジャンプ、競技動作へとリハビリを進めていくのが一般的です。

 

個人的には、そもそものふくらはぎに負担をかけないということで姿勢の改善や股関節周囲の筋力強化、片足動作の改善などが重要だと思います。

 

特にアキレス腱断裂の原因となるふくらはぎの筋肉に強い収縮が加わる場面は、股関節の筋力が上手く発揮されない場合にその負担が増えます。

 

その場合は股関節の動きの改善(特につまりの改善)やお尻の筋肉がしっかり働くように、改善エクササイズを行います。

 

専門的に言えば股関節のモビリティとスタビリティの改善ですが、このようなところは人によって異なりますので、まずは細かく評価(チェック)をする必要があります。

 

アキレス腱断裂のリハビリは、パーソナルトレーナー理学療法士などの専門家に一度チェックしてもらって行うのがおすすめです。

 

 

アキレス腱断裂の怪我を負ったスポーツ選手一覧

ここではアキレス腱断裂の怪我をしたスポーツ選手をご紹介します。

 

アキレス腱断裂は走ったりジャンプをしたりが多いスポーツで起こりますので、多くのスポーツで起こります。

 

ここではその一部をご紹介します。

 

 

西岡剛選手 (野球 阪神タイガース) 左足アキレス腱断裂の怪我で負傷交代

 

安美錦関 (大相撲) 左足アキレス腱断裂の怪我で休場

 

狩野舞子選手 (バレーボール) 右アキレス腱断裂の2年後に左足アキレス腱断裂

 

佐古賢一選手 (バスケットボール) アキレス腱断裂

 

クルム伊達公子選手 (テニス) 左足アキレス腱断裂

 

川口能活選手 (サッカー) アキレス腱断裂

 

デイビッド・ベッカム選手 (サッカー・イングランド代表) アキレス腱断裂

 

前田智徳選手 (野球 広島カープ) アキレス腱断裂

 

 

パーソナルトレーナー 野中

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