筋肉が脂肪に変わるのは嘘?|ダイエットに関する都市伝説をパーソナルトレーナーが解説

 

「最近運動不足で筋肉が脂肪に変わっちゃってヤバい!」

「最近歳だからか筋肉が脂肪に変わってブヨブヨしちゃってる」

 

こんな会話は日常茶飯事で、どこでもよく聞く会話だと思います。

 

当然のように知られていることで、実は大嘘ということが身体に関することではよくあります。

 

そんな身体に関する都市伝説について解説しています。

 

この「筋肉が脂肪に変わる」説は、本当なのでしょうか?それとも嘘なのでしょうか?

 

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筋肉が脂肪に変わるは嘘!筋肉と脂肪は全く別の組織

結論から言うと、「筋肉が脂肪に変わる」というのは嘘です。

 

人間の身体はまだまだ分かっていないことが多いですので、様々なことが諸説あるというのが現状です。

ただ、この「筋肉が脂肪に変わる」は嘘と断言していいと思います。

 

多くの人が、筋肉が脂肪に変わると信じていると思いますが、そんなことが起こったら人間の身体の機能はおかしくなります。

 

人間には全身に約600個の筋肉があります。

それぞれ筋肉は違う働きがあり、付いている場所も違います。

 

筋肉が何をしているかというと、身体を動かします。

骨と骨を繋ぐ形で筋肉が付いていて、筋肉が動くことで骨が動き身体を動かします。

 

骨は自分では動かす、筋肉が動かします。

 

例えば肩をぐるぐる回す動作は、肩に付いている筋肉が動き、その結果肩周りの骨が動いて肩がぐるぐる回ります。

 

この時、仮に筋肉が脂肪に変わるのならば、運動不足である日突然筋肉が脂肪に変わった結果、肩が全く動かないということになります。

 

腹筋が脂肪に変わったら、姿勢を保つことも呼吸もおぼつかなくなります。

 

そして、筋肉と脂肪は全く別の組織です。

原材料は筋肉がたんぱく質で、脂肪は文字通り脂質です。

 

その為変化のしようがありません。

 

この筋肉や脂肪の働き、筋肉や脂肪の主成分を考えてだけでもおかしな話なのに、当然のように筋肉が脂肪に変わると思われているのは、何とも不思議な話です。

 

筋肉が脂肪に変わるというのは、心臓が肺に変わるくらいの不思議な話です。

 

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筋肉が脂肪に変わるように感じる理由は?

では、なぜ多くの人が「筋肉が脂肪に変わる」と信じているのか?

それは見た目の話だと思います。

 

人間の身体で外から見えるのは、皮膚です。

人間の身体は非常に複雑ですが、大雑把に身体の表面を「皮膚」「脂肪」「筋肉」で考えてみます。

 

脂肪や筋肉は皮膚で覆われているので、表面上は皮膚です。

その下の脂肪や筋肉は触った感じで何となくわかります。

 

触って硬ければ筋肉、柔らかければ脂肪というようなイメージがあると思います。(正しくはないと思いますが)

また、筋肉は凹凸があるので何となく形状が分かりますが、脂肪で覆われると丸いブヨブヨした感じになります。

 

この外からの触った感じが、今までは凹凸があって筋肉っぽかったものが、ブヨブヨした脂肪っぽいものに変わったことから「筋肉が脂肪に変わった」と感じるのではないかと思います。

 

体脂肪が増えれば、そのような外からの感触の変化で「筋肉が脂肪に変わる」と思わせるのではないかと思います。

 

運動不足で太るになると、「筋肉が脂肪に変わる」ではなく実際に起こること

実際に運動不足になったり、食べ過ぎで太ってくると体脂肪率が増えます。

 

そして筋力は使わなければ低下していきます。

この時に起こることは、「筋肉が無くなる」とよく言われると思います。

 

これも同じで筋肉が無くなれば、動けなくなります。

 

実際には筋肉が無くなっているのではなく、筋肉が細くなっているのです。

 

筋肉が細くなり、体脂肪量が増えた結果「筋肉が脂肪に変わった」と感じるような状態になります。

 

ただ、多くの場合は筋肉が細くなっているよりも体脂肪量が増えていることの方が身体の変化としては多いと思います。

 

体脂肪量が増える原因は、色々考えられます。

これも簡単に言えば、運動不足と食べ過ぎです。

特に食べ過ぎの方が影響する比率としては大きいです。

 

さらに言うと、ただ単に食べ過ぎではなく炭水化物や脂質を過剰に摂取し、筋肉の原料となるたんぱく質が不足している場合に太りやすいです。

 

多くの日本人は食べ過ぎと考えられますが、もっと正確に言えば「カロリーオーバーの栄養不足」に陥っていると思います。

 

十分な栄養素は摂取していないものの、カロリーはオーバー、さらに運動不足で筋力も低下、さらに睡眠不足で食欲のコントロールも失ってより食べ過ぎる。

 

このような形で健康を支える運動・栄養・休養が崩れている場合に、「筋肉が脂肪に変わった」ような身体になると言えます。

 

1日に必要な野菜摂取量はこちらから

 

運動で筋肉を鍛え、睡眠をしっかりとり、食事改善で脂肪を減らしましょう!

筋肉が脂肪に変わることはありませんが、筋肉が脂肪に変わったような身体になることはあります。

一言で言えば肥満の状態です。

 

肥満の解消、つまりダイエットには運動・栄養・休養の3つの側面からアプローチが必要です。

 

運動だけでは痩せるのは難しいですが、食欲のコントロールにはリズム運動という運動が必要です。

これは、いわゆる有酸素運動でウォーキングやジョギングなどです。

このリズム運動でセロトニンという物質が活性化され、それが夜の睡眠に好影響を与えます。

睡眠不足になると、食欲を抑えるホルモンの分泌が低下し、食欲が過剰に増えます。

 

痩せたいのに食べてしまうという人は、意志が弱いと思われがちですが、意志でホルモン分泌の乱れと戦うのは難しく、出来ても一時的です。

 

根本的な解決には睡眠の改善が必須です。

 

その上での食事改善で、筋肉の原材料となるたんぱく質をしっかり摂取し、野菜などもしっかり食べて栄養バランスを整えます。

 

過剰な糖質制限は必要ありませんが、過度に糖質(炭水化物)を摂れば太ります。

 

このように、運動・栄養・休養から身体を見直していくことで、「筋肉が脂肪に変わる」ように感じる肥満を解消に導けます。

 

筋肉が脂肪に変わった訳ではないので安心と言いたいところですが、そう感じるような身体の状態は決していい状態ではありません。

 

ぜひ、運動・栄養・休養を見直していきましょう!

 

ダイエットの流れはこちらから

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