ぎっくり腰とは?ぎっくり腰の原因・症状・予防方法などをパーソナルトレーナーが解説

 

パーソナルトレーナーの野中です。

 

運動中や日常生活で起こりやすい腰痛について解説しています。

 

その腰痛の中でも急性で起こる腰痛である「ぎっくり腰」について解説していきます。

 

ぎっくり腰はかなりふざけた名前で呼ばれる腰痛ですが、実際は症状もかなりきつく反復して起こることも多い非常に厄介な怪我です。

 

原因もはっきりしないことが多く、こうなったらほぼ間違いなくぎっくり腰になるということもありません。

 

大きな負担がかかってもぎっくり腰が起こるとも限らず、ちょっとした負担でぎっくり腰になる場合もあります。

 

そんな謎も多いぎっくり腰について解説していきます。

 

 

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ぎっくり腰とはどんな腰痛?ぎっくり腰の症状とは?

ぎっくり腰という名前はかなり一般的ですが、実はこれは俗称です。

 

正式には「急性腰痛症」が適切だと思います。

 

その原因によっては、椎間捻挫などとも呼ばれます。

 

つまりぎっくり腰も捻挫の一種と言えます。

 

地方によってはびっくり腰とも呼ばれ、海外では「魔女の一撃(Hexenschuss)」とも呼ばれます。

 

魔女の一撃もぎっくり腰と同じく俗称で、ある日突然背中の急激な痛みが走ることから、後ろから魔女に一撃食らったような状態ということで、魔女の一撃と呼ばれています。

 

このような語源の通り、ぎっくり腰の症状としては急激な強い痛みが挙げられます。

 

症状によっては、その場で倒れこんで立てなくなるほどの強烈な痛みが腰に走ります。

 

また、急性腰痛症と言う表現は単に腰痛が治るまでの期間を指して使われる場合もあります。

 

急性腰痛症は治るまでの期間が4週間以内の腰痛を指し、慢性腰痛は3月以上の続く腰痛を指すこともあります。

 

 

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ぎっくり腰の原因は?ぎっくり腰は原因不明の腰痛?

ぎっくり腰の原因としては、はっきりしたことは分かっていません。

 

その為、何をしたらぎっくり腰が起こるというものはありませんのでぎっくり腰にはかなりあやふやな情報があふれています。

 

それもあって、ぎっくり腰を繰り返す人が非常に多いです。

 

ただ、ぎっくり腰の直接的な原因ははっきりわかっていなくてもある程度のぎっくり腰が起こりやすい状態は分かっています。

 

ぎっくり腰の原因と思われるものは、大きく次の3つです。

 

・腰の筋肉へ負荷の蓄積

・疲労の蓄積

・急激な腰への負荷

 

腰の筋肉へ負荷が蓄積する状態としては、姿勢の不良があります。

 

反り腰や左右のゆがみ、骨盤のゆがみなどが起こっていると腰の筋肉への過度な負担がかかります。

 

一時的に腰への負担が多いだけなら大丈夫ですが、長年ゆがんで姿勢で過ごしていると、腰への負担は非常に大きくなります。

 

これはぎっくり腰になる原因というよりは、ぎっくり腰が起こりやすい条件と言った方が適切かもしれません。

 

疲労の蓄積は、腰に限らず全身への疲労です。

 

ストレスフルな状態も、疲労の蓄積に入ると言っていいと思います。

 

睡眠不足や過労の状態であれば、これも姿勢不良と同じくぎっくり腰が起こりやすい条件となりえます。

 

そして、最後にぎっくり腰へとどめを刺すのが腰への急激な負荷です。

 

重たいものを持ち上げる、強く体をひねる、くしゃみや咳をするなどの1回での腰への大きな負荷がかかった瞬間にぎっくり腰のなるというケースが多いです。

 

これは、先ほどの姿勢不良や疲労の蓄積などが多ければ、最後の腰への急激な負荷は軽度のものでも起こります。

 

長年姿勢が崩れていて、最近寝不足で疲労が蓄積していた。

その状態で重たいものを持ち上げた瞬間にぎっくり腰。

 

このようなパターンが一般的なぎっくり腰のパターンですので、ぎっくり腰の原因は1つではなく複合的な原因があると言えます。

 

 

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ぎっくり腰の対処法・応急処置の方法とは?

ぎっくり腰の対処法として、冷やすべきか温めるべきかという意見があります。

 

ぎっくり腰の治療法としては、いわゆるゴッドハンド的な治療家や整体師などがいますが、正直なぜそれで治るのかはよく分かっていないと思います。

 

ここでは一般的な方法をご紹介しますが、一般的には急性の腰痛は冷やすべきと言われています。

 

これはぎっくり腰に限らずどの怪我でもそうですが、急性期の怪我は炎症が起こっています。

 

その炎症を抑えるためにいわゆるRICE処置と呼ばれる処置を行います。

 

R(安静)I(冷却)C(圧迫)E(挙上)ですので、冷却(アイシング)をするのが一般的な急性腰痛であるぎっくり腰への対処法です。

 

この時、冷シップでは冷却効果はかなり弱いです。

 

ひんやりするのは薬剤の効果であって、実際の温度はそこまで低くありません。

 

ビニール袋などに氷水を入れて、それを患部である腰に当てておくのがアイシング方法としては適切です。

 

 

ぎっくり腰の予防方法とは?

いまいち原因がはっきりしていないぎっくり腰ですが、大まかな原因は分かっています。

 

そのぎっくり腰の原因から考えれば、ぎっくり腰の予防方法もわかります。

 

ぎっくり腰の原因、ぎっくり腰が起きやすい条件である姿勢不良と疲労の蓄積を予防することが、そのままぎっくり腰の予防方法になります。

 

姿勢が崩れる原因は、日常の生活習慣や過去の怪我などの影響で筋肉のバランスが崩れて起こります。

 

筋肉のバランスが崩れていると、弱くなったあまり機能していない筋肉や固まって短くなりうまく機能していない筋肉など、筋肉毎に問題が異なります。

 

その為、姿勢や動きの癖・筋力や柔軟性などを細かくチェックしてから姿勢改善トレーニングやストレッチを行う必要があります。

 

我流の姿勢改善トレーニングは逆に姿勢を悪化させる可能性もありますので、専門家であるパーソナルトレーナーへの依頼をお勧めします。

 

疲労の蓄積は、なかなかコントロールしきれない可能性もありますが、睡眠不足が大きな原因になると思います。

 

睡眠に関しては誤った知識が多く、メディアなどでも短眠テクニックなどが紹介されていますが、睡眠健康指導士上級という立場からすれば短眠テクニックなどは全く勧められません。

 

睡眠というあまりに無防備で、かつ何の生産性もない行動になぜ人類が人生の1/3も費やし続けているかと言えば、それだけ重要であるからです。

 

睡眠の役割として脳の回復がありますが、脳の回復は睡眠でしかできません。

 

脳という高次機能の回復ができる睡眠を安易に削ることは、それこそ様々な体の問題が起こります。

 

適正な睡眠時間は個人によって異なりますが、概ね成人であれば8時間前後です。

 

「私は6時間寝れば大丈夫」という人が多いですが、この発言こそ典型的な睡眠に関する認識不足の発言です。

 

このような睡眠不足、睡眠に対する認識不足がぎっくり腰が起こりやすい条件を作ります。

 

 

スポーツ中に起こるぎっくり腰とは?ぎっくり腰になったスポーツ選手一覧

ぎっくり腰は日常生活にのふとした時に起こるもので、どちらかというと運動不足の人が起こる腰痛というイメージがあると思います。

 

ところが、運動中にスポーツ選手がぎっくり腰を起こすことも多くあります。

 

それは、ぎっくり腰の原因から考えても明らかで、疲労が蓄積しやすく他の怪我も抱えて腰への過度な負担がかかりやすいアスリートが腰を急激に捻るような動作をスポーツ中にすれば、ぎっくり腰が起こる条件は十分に整います。

 

ここでは、ぎっくり腰を発症したスポーツ選手をご紹介します。

 

体操 内村航平選手 リオ五輪個人総合の鉄棒の演技エンドウの技でぎっくり腰

※内村航平選手はぎっくり腰を抱えながらリオ五輪個人総合で金メダルを獲得しました!

 

腰痛の種類一覧はこちらからどうぞ。

 

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