日本ハムファイターズ・大谷翔平投手、パリーグMVP獲得か?大谷翔平投手以外のMVP候補選手と予想は?
プロ野球はレギュラーシーズンが終了し、残すはクライマックスシリーズと日本シリーズです。
そして気になるのが個人タイトルや表彰選手です。
個人タイトルは既に確定していますが、実は大谷翔平投手は野手・投手共にタイトルを獲得していません。
そんな大谷翔平投手が獲得する可能性が高いのがMVP(最優秀選手賞)です。
MVPを獲得する選手は、最多勝なり首位打者なり何らかの個人タイトルを獲得している場合が多いです。
ところが大谷翔平投手は二刀流の成績でMVP最有力ですが、野手のみ投手のみで見るとタイトルを獲得していません。
それがMVPにどう反映されるかが分かりませんが、そもそも二刀流の大谷翔平投手を過去の例と比較することが出来ません。
目次
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パリーグMVP予想は大谷翔平投手が最有力!二刀流で圧倒的な成績も個人タイトル無し
パリーグのMVP予想では、大谷翔平投手が最有力です。
大谷翔平投手がMVP獲得となれば、もちろん二刀流の選手では初のMVP獲得です。
その為、前例もなく比較する選手もいませんので「○○以来のMVP」のような形容ができません。
大谷翔平投手の成績は、野手では打率.322、22本塁打67打点7盗塁です。
規定打席に到達していませんが、規定打席に到達していれば打率は首位打者のロッテ・角中勝矢選手に次ぐパリーグ2位です。
ホームランも打席数を考慮すれば、ホームラン王のレアード選手の39本塁打、2位のメヒア選手の35本塁打と同格の数字です。
この野手成績だけでも、MVP候補になりそうです。
ただこれにプラスして投手成績があります。
大谷翔平投手の投手成績は、10勝4敗防御率1.86です。
大谷翔平投手は規定投球回に到達していませんが、規定投球回まであと3イニングでした。
こういう場合は、最終戦に無理やり登板してタイトルを獲得することが多いですが、大谷翔平投手はクライマックスシリーズを優先したのか登板しませんでした。
大谷翔平投手は右手のマメを潰して1か月以上登板から遠ざかりましたが、これさえなければ規定投球回に到達して最優秀防御率のタイトルは獲得出来たと思います。
ただ、その登板から遠ざかっていた間に野手で出場を続けた結果のホームラン・打点ですのでどちらが良かったかは分かりません。
どちらにしろ、野手でも投手でもMVP候補でMVPにちょっと足りないくらいだと思います。
ただ両方合わせればぶっちぎりのMVP候補筆頭です。
これぞ二刀流という大谷翔平投手の活躍です。
しかもMVPは記者投票で決まりますので、印象も大事です。
その点でも、大谷翔平投手は優勝を決めた西武ライオンズ戦に1安打15奪三振で完封しています。
この印象は相当強く、パリーグMVP獲得は確定と言ってもいいかもしれません。
11/28追記
NPB AWARDS 2016でMVPが発表され、大谷翔平選手が2016年パリーグMVPに選ばれました。
1位票がほぼ満票のぶっちぎりでした。
大谷翔平投手以外のMVP候補選手とは?レアード選手や中田翔選手が候補
そんなぶっちぎりMVP候補の大谷翔平投手ですが、当然ですが他の候補選手もいます。
そもそも優勝しているチームですので、活躍選手は多いです。
野手ではレアード選手や中田翔選手、西川遥輝選手らが候補です。
レアード選手はホームラン王を獲得し、打率.261、39本塁打97打点です。
中田翔選手は打点王を獲得し、打率.250、25本塁打110打点です。
両選手とも、打率・出塁率の低さがネックと言えそうです。
また、中田翔選手は腰痛の影響があるのか好不調の波の大きさもMVP投票の印象としては影響しそうです。
西川遥輝選手は今季ブレークと言っていい活躍です。
昨年から活躍はしていますが、大きく伸ばしたのは今年です。
西川遥輝選手は打率.314、5本塁打43打点41盗塁です。
盗塁王争いはオリックスの糸井嘉男選手と西武ライオンズの金子侑司選手が53盗塁というハイレベルな争いで西川遥輝選手は3位に終わりましたが。
ただ、ヤクルトスワローズの山田哲人選手が30盗塁でセリーグ盗塁王ですので、西川遥輝選手もタイトルに値する程の盗塁数と言えます。
そして打率は首位打者の角中勝也選手に次いでリーグ2位です。
ただ、この打率リーグ2位の印象を下げるのが先ほどの大谷翔平投手です。
大谷翔平投手は規定打席未達ながら打率.322で西川遥輝選手を超えています。
レアード選手、中田翔選手、西川遥輝選手共にMVP候補ですが野手成績だけで見れば大谷翔平投手をやや超えるか同率くらいだと思います。
大谷翔平投手の投手成績を加味したら、やはり大谷翔平投手がMVP候補と言えそうです。
投手の他のMVP候補は、増井浩俊投手や宮西尚生投手らが候補です。
増井浩俊投手はシーズン中に抑えから先発に配置転換し、10勝3敗10セーブ、防御率2.44です。
9月の月間MVPを獲得するなど、後半の先発投手としての安定感は素晴らしい活躍でした。
ただ、そもそも不調で抑えを外れているので印象としては悪いと思います。
それに大谷翔平投手と比べると10勝・防御率2.44が霞んでしまいます。
宮西尚生投手は中継ぎで最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得し、防御率1.52の素晴らしい成績です。
宮西尚生投手は終盤に右足首捻挫の怪我を負いましたが、シーズン最後まで投げ切りました。
ただ中継ぎでMVP獲得は、中日ドラゴンズの浅尾拓也投手以来ありません。
浅尾拓也投手のMVP獲得時の成績は79試合登板、防御率0.41という意味の分からない成績でしたので、そこから比べれば宮西尚生投手のMVP獲得は他の選手の成績が低くなければ難しそうです。
このように候補選手はいますが、好成績でも大谷翔平投手との比較で霞む傾向があります。
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大谷翔平投手は最優秀防御率のタイトル獲得目前もクライマックスシリーズを優先
大谷翔平投手は最優秀防御率のタイトル獲得が目前でしたが、結局自ら回避する形でロッテの石川歩投手が獲得しました。
大谷翔平投手は規定投球回に到達していませんが、投球回数は140イニングでした。
規定投球回は、シーズンの試合数と同数になります。
今季は143試合が開催されましたので、規定投球回は143イニングです。
最優秀防御率のタイトルは、規定投球回に到達した投手の中で最も防御率が低い投手に贈られます。
その為、候補選手の規定投球回に到達している投手がそもそも10数名しかいないことが多いです。
最優秀防御率のタイトルを獲得した石川歩投手は防御率2.16と文句なしの成績ですが、大谷翔平投手の防御率は1.86でした。
つまり、あと3イニングを相当打ち込まれても投げ切れば最優秀防御率のタイトルを獲得していたと言えます。
大谷翔平投手は怪我やコンディション不良なのか、ただ二刀流を終盤にやり過ぎたので登板を見送ったのか真相は分かりません。
それでもこうして成績を見ると、栗山英樹監督のコメントの意味がよくわかります。
「誰かが決めた小さな世界に収まって欲しくない」
もはや首位打者や最優秀防御率のタイトルは、大谷翔平投手の活躍を評価できるタイトルではないのかもしれません。
大谷翔平投手の活躍を評価できるタイトルは、もはやMVPしかないのかもしれません。
そういった意味でも、大谷翔平投手のパリーグMVP獲得は確実視されています。
10/16追記
大谷翔平投手はクライマックスシリーズで救援登板し、日本最速を165キロに更新しプロ初セーブを挙げました!
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優勝を決めた試合の12奪三振、被安打1はソフトバンク相手ではなく西武じゃなかったですか?間違ってたらすみません
ゆーさん
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、優勝を決めた試合はソフトバンクではなく西武でした。
花巻東の先輩・菊池雄星投手に投げ勝った試合ですね。
修正しました、ありがとうございました!