錦織圭選手、右手首の怪我でバルセロナオープン欠場・マドリードオープン棄権
錦織圭選手が出場を予定していたバルセロナオープンを欠場すると発表しました。
錦織圭選手は右手首をマイアミオープンで負傷し、その後調整を続けていましたが、22日の練習で悪化してバルセロナオープンを欠場となってしまいました。
錦織圭選手は2014年・2015年とバルセロナオープンを連覇し、2016年も準優勝と非常に相性のいい大会でした。
2017年のバルセロナオープンは、世界ランキング1位のアンディ・マレー選手も急遽出場が決まり、さらに昨年決勝で錦織圭選手を破ったラファエル・ナダル選手も出場予定です。
錦織圭選手の右手首の怪我が長引けば、5月末から始まる全仏オープンにも影響が出るかもしれません。
8/17追記
錦織圭選手は全米オープン前哨戦のW&Sオープンを、右手首の怪我を再発させて欠場すると発表しました。
その後怪我の詳細が発表され、右手首の腱断裂がわかりました。
この結果、錦織圭選手は2017年の残りシーズンを全て欠場すると発表しました。
全米オープン・楽天オープン・ATPツアーファイナルなども全て欠場です。
目次
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錦織圭選手は右手首の怪我でバルセロナオープンを欠場
錦織圭選手は、右手首の怪我が理由で4月24日から始まるバルセロナオープンを欠場すると発表しました。
錦織圭選手はマイアミオープンで右手首を負傷していて、回復に向けて調整していましたが22日の練習中に右手首の痛みが再発し、無念のバルセロナオープン欠場となりました。
錦織圭選手は世界ランキング1位のアンディ・マレー選手に次ぐ第2シードでの出場予定となっており、優勝候補の一角でした。
錦織圭選手は2014年・2015年とバルセロナオープンを連覇していて、昨年も決勝でラファエル・ナダル選手に敗れたものの準優勝を飾っています。
クレーコートでの大会で、錦織圭選手も非常に相性が良く気に入っている大会だったと思いますので、この負傷欠場は痛いと思います。
錦織圭選手は治療の為に練習拠点のフロリダに戻り、調整を続けるとのことです。
錦織圭選手の怪我の状態は?右手首のTFCC損傷か?
錦織圭選手の怪我については、右手首の怪我としか発表がありません。
肉離れなどの1回の強い衝撃で起こった感じではなく、そのような部類の怪我で手首の怪我となると、転倒などによる骨折しかありません。
ただ、錦織圭選手はマイアミオープンで負傷した右手首が悪化したと言われていますので、いわゆるスポーツ障害の部類に入る繰り返しの負荷による怪我ではないかと思います。
テニス選手で繰り返しの負荷で起こる手首の怪我といえば、TFCC損傷の可能性が非常に高いです。
TFCC損傷とは、手首の靱帯などの損傷の総称です。
テニス選手には非常に多い怪我で、慢性的にTFCC損傷を抱えている選手は多いと思います。
ファンマルティン・デルポトロ選手が手術を繰り返し離脱しているのも、このTFCC損傷と思われます。
昨年にラファエル・ナダル選手が長期離脱したのもTFCC損傷と言われ、最近ではノバク・ジョコビッチ選手が調子を落としている原因も左手首に痛みを抱えている可能性があります。
このように、非常に多い怪我ではありますが、付き合いながら出場を続けることが多いと言えそうです。
ただ、最悪の場合は手術となりますので、ラファエル・ナダル選手のような長期離脱の可能性もあり得ます。
TFCC損傷の詳細はこちらから
錦織圭選手の復帰時期は?全仏オープンには間に合う?
錦織圭選手の復帰時期は現時点ではわかりません。
特に全治などの発表もありませんが、バルセロナオープンを直前まで出場予定だったことを考えれば、そこまで重症の怪我ではないと思います。
ただ、痛みを抱えながらのプレーとなると、思うような結果は望めないと思います。
錦織圭選手は2017年に入り欠場するほどではないにしても、どこか身体に異常があるような仕草を見せたり、突然ブレーキがかかるような場面が見受けられます。
ロジャー・フェデラー選手対ラファエル・ナダル選手の決勝戦となった全豪オープンでも、ロジャー・フェデラー選手に敗れた試合で試合中にトレーナーを呼び治療を受けています。
錦織圭選手は左わき腹や左臀部の怪我で負傷離脱したこともあり、そのあたりのコンディションも良くないのかもしれません。
さらに今回の右手首とまた新たな怪我を抱えてしまったとなると、一度間を空けてしっかり治してから復帰というのも1つの選択肢だと思います。
同じように長期離脱したロジャー・フェデラー選手とラファエル・ナダル選手も、むしろ進化して帰ってきたような活躍を見せています。
もちろん、離脱期間中はランキングが下がりますが、それを2選手ともしっかり戻してきています。
現時点で錦織圭選手が全仏オープンを欠場するような怪我の状態ではなさそうですが、万全の状態で全仏オープンに出場できるかは微妙な状況ではないかと思います。
全仏オープン2017の日程・ドロー表・シード順位はこちらから
6/2追記
錦織圭選手は全仏オープン2回戦の途中でメディカルタイムをとって右肩の治療を受けました。
3回戦以降に向けて右肩の怪我が心配されます。
錦織圭選手の全仏オープン2017結果速報はこちらから
錦織圭選手は5月のマドリードオープンで復帰か?
錦織圭選手が5月8日開幕のマドリードオープンから復帰するとのニュースがありました。
錦織圭選手の怪我は骨折などの明らかな異常はなく右手首の炎症とのことですが、そうなるとやはりTFCC損傷の疑いが強まります。
錦織圭選手は昨年のマドリードオープンでベスト4、続くイタリア国際でもベスト4となっており、この2大会で720ポイントを稼いでいます。
仮に錦織圭選手がこの2大会も欠場すると、世界ランキングを大きく下げてしまいトップ10陥落の可能性もあります。
怪我をしっかり治したいですが、少なくとも世界ランキング8位以上で全仏オープンを迎えたいと思いますので、復帰の判断は非常に難しいです。
5/6追記
マドリードオープンのドロー表・シード順位が発表されました。
錦織圭選手は第6シードでエントリーしましたので、マドリードオープンで復帰となりそうです。
ただ、かなり厳しいドローに入りました。
錦織圭選手は復帰戦のマドリードオープンも右手首の怪我で途中棄権
錦織圭選手はマドリードオープンで右手首の怪我から復帰しました。
2回戦を辛くも勝利し、3回戦のダビド・フェレール選手との対戦では快勝して復調を見せていました。
しかし、続くノバク・ジョコビッチ選手との準々決勝を右手首の怪我を理由に棄権しました。
錦織圭選手は次戦のイタリア国際、そして全仏オープンにも不安を残す結果となりました。
マドリードオープン2017の結果はこちらから
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錦織圭選手は昨年のバルセロナオープンで準優勝|欠場で世界ランキングへの影響は?
錦織圭選手は、昨年準優勝したバルセロナオープンを欠場となりました。
バルセロナオープンはATP500の大会ですので、比較的大きなポイントが動く大会です。
このバルセロナオープン欠場で、錦織圭選手の世界ランキングが下がる可能性があります。
男子テニス世界ランキングは、ポイント制で決まりますが、対象となるポイントの期限は1年間です。
つまり、昨年のバルセロナオープン準優勝のポイントは今年のバルセロナオープンで終了となります。
昨年準優勝の錦織圭選手は、今年も準優勝でポイントが維持できますが、それ以下の成績に終わるとポイントが下がる可能性があります。
錦織圭選手は準優勝以下どころか欠場になってしまいましたので、その影響はありそうです。
ポイントは他の選手との比較ですが、場合によっては世界ランキングが再び下がる可能性があります。
最新の男子テニス世界ランキングはこちらから
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