パーソナルトレーニングの考え方 「RAC理論」

 

東京・表参道でパーソナルトレーナーをしている野中です。

 

今回は、パーソナルトレーニングの考え方として「RAC理論」について、私見を踏まえ解説させて頂きます。

 

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RAC理論とは?

RAC理論とは、頭文字のアルファベットを並べたものです。

 

R…Release リリース

A…Activation アクティベート

C…Coordination コーディネーション

 

パーソナルトレーニングでは、この順番でアプローチすることで、効率的に改善出来るという考え方です。

 

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リリース

リリースとは、簡単に言えば固まった筋肉を緩めることです。

 

固まったと言えば、イメージしやすいと思いますますが、正確には促進筋のリリースと言われています。

 

つまり、過剰収縮をしてしまい、使い過ぎてしまっている筋肉を緩めることになります。

 

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アクティベート

アクティベートとは、こちらも簡単に言えば弱っている筋肉を鍛えることです。

 

弱っているというよりも、上手く使えていないと言った方が適切かもしれません。

 

先程の促進筋とは逆に、抑制筋を活性化させることです。

 

この促進筋と抑制筋は、主動筋と拮抗筋の関係になっている場合が多くあります。

 

また、同じ関節の動きに関わる筋で、単関節筋・多関節筋で起こる場合もあります。

 

主動筋・拮抗筋で言うと、例えば股関節の屈筋である腸腰筋などが促進筋となり、拮抗筋である大殿筋などの股関節伸筋群が抑制されてしまう状態です。

 

この場合、いきなり抑制されている大殿筋を使おうとしても上手く使えないので、先に促進筋である腸腰筋をリリースしましょう、という考え方です。

 

コーディネーション

コーディネーションは、簡単に言うと正しい動きを覚えるということです。

 

よく、「ファンクショナルトレーニング」と言われる、動きのトレーニングはこの部分に当たります。

 

また、ピラティスも「ムーブメントスタディ」などと言われますので、この部分に当たります。(もちろん、使い方によってはアクティベートとしても使えますが、分けようとすればこちらになると思います)

 

RAC理論の順番が重要

さて、ざっくりと用語を解説致しましたが、一番重要なのはこの順番です。

 

リリース→アクティベート→コーディネーションの順番で行うことが重要になります。

 

いきなり、コーディネーションから入ろうとしても、抑制されている筋肉があれば上手くいかず、リリースだけやっても、コーディネーションまで行かなければ、根本的な改善は難しくなります。

 

つまり、「リリース」と「アクティベート」と、「コーディネーション」のどれが大事ですか?

 

と言われたら、「全部大事です!」という答えになります。

 

どれかに特化して、パーソナルトレーニングをそれだけで行おうと思っても非効率的と言えます。

 

ところが、実際にはどれかで終わっているケースが多いと思います。

 

例えば、治療やストレッチのみで終わってしまえば、それは「リリース」しかしていないことになります。

 

つまり、アクティベートもコーディネーションもされていないので、抑制された筋肉は抑制されたままで、使えませんし、コーディネーションが出来ないので、正しい動きを身体が覚えません。

 

その為、誤った動きを繰り返すので、また痛めたり、過剰な収縮を繰り返したりします。

 

その結果、マッサージ漬け、ストレッチ漬けになり根本的な改善に繋がりません。

 

逆に、ひたすら「ファンクショナルトレーニング」「ピラティス」など、いきなり動きのトレーニングだけ繰り返しても、上達は難しいです。

 

個人的な現場的な考えでは、これでも上手くいくケースはたまにあります。

 

ただ、先にリリースやアクティベートがあった方が、スムーズに出来るケースの方が、多いと思います。

 

 

このRAC理論から学べる一番重要なことは、

 

「ピラティスだけやればOK」「ストレッチだけ上手ければOK」といった、部分最適にならず、

 

パーソナルトレーニングでは、「リリース」も「アクティベート」も「コーディネーション」もでき、正しい順番でアプローチすべき!

 

という事だと思います。

 

何事も、1つに固執せず、全体を見渡すことが重要ですね!

 

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