今回は、パーソナルトレーナーの資格として、JATI-ATIを見ていきたいと思います。
このJATI-ATIは、パーソナルトレーナーの為の資格という訳ではありませんが、運動指導者の資格として、認知されています。
その為、この資格を持っていれば、「有資格者」という立場になると思います。
こちらは何度かご紹介させて頂いていますが、パーソナルトレーナーやトレーナー自体が国家資格ではない為、当然この資格も国家資格ではありません。
つまり、この資格を持っているから出来ること、この資格が無ければできないことがあるかというと、そうではありません。
つまり、「民間資格」という位置付けになります。
あくまで主観ですが、民間資格の中では広く認識されている資格だと思いますので、「何かトレーナーとしての資格が欲しい」という場合に、上がってくる資格だと思います。
このJATI-ATIとNSCA-CPTの2つの資格が、広く認識され、受験資格も得やすい為、学生トレーナーや新人トレーナーがまず目指すべき「ちゃんとした資格」という位置づけなのではないでしょうか?
JATI-ATIとNSCA-CPTどっちをとればいいの?
さぁ、そこで気になることが、
「JATI-ATIとNSCA-CPTはどっちをとればいいの?」
「JATI-ATIとNSCA-CPTは何が違うの?」
「JATI-ATIとNSCA-CPTはどっちが優れているの?」
といったことではないでしょうか?
私もトレーナーの学生時代に、色々な方にこの質問をしました。
「JATI-ATIとNSCA-CPTどっちとればいいですか?」
何人に聞いたかわかりませんが、明確な答えはゼロ。
「どっちでもいいんじゃん?」
「両方とってみれば?」
「好きな方でいいと思うよ」
……
答えになっていません。
そして、今の私の立場からこの質問にお答えしても、答えは同じです。
どちらでもいいと思います。
これでは、答えにならないので、もう少し詳しく見ていきますね。
JATI-ATIとNSCA-CPTの違い
そもそもこれは何が違うかというと、発行している団体が違います。
JATI-ATIは、JATI(日本トレーニング指導者協会)という団体が発行している資格です。
対して、NSCA-CPTはNSCAという団体ですね。
どちらも民間資格で、トレーナーの団体の資格です。
ですので、大きな違いとしては団体が違うので、「どちらの団体の考え方、発信しいている内容に興味があるか?」が資格を決める決め手だと思います。
JATIの公式ホームページにはJATIの理念や資格のメリットなども書かれていますので、参考にしてみてください!
これはNSCAでも同じですが、資格を取ると団体に登録し、会報誌が届いたり、団体主催のセミナーを受講で来たりします。
私個人が考える、この資格を取得するメリットは、
- 有資格者のトレーナーですという証明になる
- 団体のセミナー、会報誌などを通して、知識やスキルアップが可能
- 資格試験時の勉強で知識向上
このあたりでしょうか?
実際に就職活動などで、学生が資格保有欄に何を書くかとなると、この資格があると「ちゃんと勉強しましたよ!」という、証明になると思います。
(これがあるから就職に有利かと聞かれると、正直疑問ですが…)
私が考える、この資格取得の最大のメリットは、ずばり「強制的に学びの機会を作れる」ということです。
資格を取ると、とって終わりではなく資格の更新が必要になります。
この資格の更新の際に、セミナーの参加などで得られる継続単位を取得する必要があります。
大学で言う単位と同じイメージです。
つまり、がんばって取った資格を更新するには、セミナー参加などの学びが必須になりますので、強制的に学ばざるを得なくなります。
さらに、資格試験もかなり勉強が必要になりますので、資格を取得することよりも、資格取得&継続の過程で得られる「学び」の方が、得る価値が高いかなと思います。
NSCA-CPTの解説はこちら
JATI-ATIとNSCA-CPTの資格の結論
パーソナルトレーナーを志すうえで取得を検討する「JATI-ATI」と「NSCA-CPT」ですが、結論としてはこうなります。
必須の資格ではないが、取得&継続で学びになるのであった方がいい!
でも必須じゃないから、無理して取らなくてもいいよ!
パーソナルトレーナー資格は、こんな結論が多いと思います(笑)
最後までお読み頂きありがとうございます。
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