今回は、JCCAマスタートレーナーについてご説明させて頂きます。
JCCAマスタートレーナーは、JCCA(日本コアコンディショニング協会)が発行する資格です。
その為、民間資格となります。
JCCAは元々ストレッチポールを活用した運動指導が中心でしたが、今は幅広い運動指導を行う資格です。
そんなJCCAマスタートレーナーを解説します。
JCCAマスタートレーナー(日本コアコンディショニング協会マスタートレーナー)とは?
JCCAマスタートレーナーとは、JCCA(日本コアコンディショニング協会)公認のマスタートレーナーという位置付けです。
JCCAでは、ベーシックインストラクター、アドバンストレーナー、マスタートレーナーというランクに分かれておりますので、マスタートレーナーはその最高峰の資格となります。
JCCAのホームページによりますと、JCCAマスタートレーナーとは、
「コアコンディショニングのベースとなる発育発達の理解、クライアントの「~したい、~なりたい」をつかむモチベーションテクニック、効果的なプログラム立案につなげるコアからみた姿勢と動きの評価、コアコンディショニングピラミッドに沿ったコアリラクゼーション・コアスタビライゼーション・コアコーディネーションの体系だった指導。これらを身につけます。
クライアントの状態をしっかりと把握した上でエクササイズを選択し、満足する成果を引き出す「本物の指導」が可能になります。まさにコアの達人です。」
JCCA 一般財団法人日本コアコンディショニング協会 公式サイトより抜粋
マスタートレーナー - [JCCA]一般財団法人 日本コアコンディショニング協会一般財団法人 日本コアコンディショニング協会。JCCA スポーツトレーナーの育成・支援やトレーナー向けセミナーを開催。コアコンディショニングは登録商標です。使用、掲載時には許可が必要となります。
マスタートレーナーの資格は6つのセミナーを受講したのち、筆記試験・実技試験に合格すると取得できます。
この実技試験がなかなか大変ですが、3か月間のコアコンディショニングのパーソナルトレーニングの成果をプレゼンするというものです。
前日に徹夜で資料を完成させどうにかプレゼンした記憶がありますが、思い出しだけで気絶しそうです(泣)
そんな大変な過程がありますので、JCCAに入会してマスタートレーナーを取得するまで2年ほどかかったと思います。
これでも早い方みたいです。
JCCAマスタートレーナーで得られること
この資格も、私は「パーソナルトレーナーとして成長する」に分類しています。
もちろんJCCAから仕事の依頼などがありますが、この過程で得られる能力の方を、特におススメしたいです。
まずは、このマスタートレーナーまでの道で「コアコンディショニング」の考え方が分かります。
この考え方は、大きく「コアリラクゼーション」「コアスタビライゼ―ション」「コアコーディネーション」の流れでの改善を理解でします。
別でご紹介しますが、RAC(リリース・アクティベート・コーディネーション)と同じような考え方です。
また、コアコンディショニングには、発育発達に沿って姿勢を改善していく原則があります。
発育発達とは、赤ちゃんが生まれてから立ち上がるまでの機能を再学習させ、姿勢を改善するというものです。
人間は本来、立つまでの過程で正しい姿勢や動きを身に付けるはずですが、それが損なわれた結果、姿勢が崩れてしまいます。
ですので姿勢を改善するにはその逆を追い、立つまでの過程で欠如している部分を改善します。
仰向けで正しい姿勢を取れないと、立って正しい姿勢を取るのは難しいです。
正しく立てなければ、速く走ることも難しいです。
その為まずは姿勢、そして立つまでの過程が重要になります。
この考え方は、パーソナルトレーニングを組み立てる上で非常に役立ちます。
どの機能が欠けている、どの姿勢が崩れるといった観点で見れば、姿勢の改善は効率的に進みます!
JCCAマスタートレーナーの資格で得られる副産物
あとは、JCCAを通して出会った多くのトレーナーさん、治療家さんとの繋がりも大きな財産になります。
学生時代から新人パーソナルトレーナー時代、本当に多くの方にサポート頂きました。
そういったご縁は今も続いておりますので、これもJCCAマスタートレーナーを通して得られる財産です!
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