パーソナルトレーニングで出来ること、パーソナルトレーニングで得られる効果をご紹介しています。
パーソナルトレーニングでは、スポーツの競技力向上の為のトレーニングが出来ます。
その中でこちらのページでは「野球選手の競技力向上」についてご紹介します。
野球ではバッティング・ピッチング・守備・走塁など様々な要素があります。
それぞれに必要な能力は異なりますので、当然必要なトレーニングも異なります。
どのようにパーソナルトレーニングで野球の競技力向上を図るかをご紹介します。
パーソナルトレーニングで野球の競技力向上トレーニングが出来る理由
パーソナルトレーニングでは野球の競技力向上トレーニングが出来ます。
競技力向上ですので、「バッティングでも最も打球を遠くへ飛ばせるようになる」「もっと速いボールを投げられるようになる」「野球で怪我をしにくくなる」などの効果です。
ではどのように野球の競技力向上を図るかをご紹介します。
分かりやすいのが、こちらのパフォーマンスピラミッドです。
このピラミッドは、スポーツの競技力向上(パフォーマンス)を高めるために必要な要素を表したものです。
下層のスタビリティ・モビリティ・ムーブメントは、簡単に言えば基本的な筋力や柔軟性と言う意味です。
この下層の筋力や柔軟性が土台になりますので、ここが弱いと上のパフォーマンスやスキルが支えきれません。
中間層のパフォーマンスは、最大筋力やスピード、心肺機能などです。
ベンチプレスやスクワットで重たいものを挙げられる、短距離走が早い、長距離走が早いなどがここです。
そして上層が競技スキルですので、バッティングフォームやバットコントロール、変化球を投げる技術やピッチングコントロールなどです。
つまり、このピラミッドが表す意味は、基礎的な筋力や柔軟性が高ければ、それだけ強い爆発的な筋力も付き、走るスピードなども上がり、それが競技スキルを支えるということです。
筋力も柔軟性もないと、スキルも頭打ちになり向上が見込めないと言えます。
そして最も多いと感じるのが、自分の筋力や柔軟性を超えたスキルを持っている選手です。
この場合は、自分でコントロール出来ないスキルで怪我を招きます。
特に中学生や高校生で非常に技術の高いものの怪我が多い選手は、このスキルだけ飛び抜けて高い反面、びっくりするくらい筋力や柔軟性が欠落していることが多いです。
筋力や柔軟性と言っても、局所的に低い場合が多いです。
肩甲骨周りの柔軟性だけやたら高いけど、股関節の柔軟性が全然ないというようなアンバランスな身体能力の選手が怪我をしやすくスキルも頭打ちになりやすいです。
パーソナルトレーニングで野球の競技力向上を図るのは、下層の基礎的な筋力や柔軟性、中間層のパフォーマンスです。
特に、下層の基礎的な筋力や柔軟性は多くの選手が欠落しています。
その理由は簡単で、野球の練習の大半がスキルの練習だからです。
ピラミッドの大きさ通り、下層がなければ上のスキルが活きません。
にもかかわらず上のスキルだけを磨こうとすれば、必ず問題が起こります。
パーソナルトレーニングで野球のバッティングの為のトレーニング
では具体的に野球の競技力向上のトレーニング例をご紹介します。
実際には、現状の身体の筋力バランスや柔軟性を分析し、それを基にしたトレーニングが必要です。
まずはバッティングの例を見ていきます。
バッティングで必要な要素では、重心移動が1つ挙げられます。
これは打者によって重心の乗せ方、移動の仕方は変わります。
基本的には後ろ足に乗っていた重心が前足に乗ってスイングをするパターンが多いと思いますので、この例で見ていきます。
このバッティングフォームの場合、まずは重心が後ろ足にしっかり乗ることが大前提です。
右打者の場合、右足にしっかり重心を乗せることになりますが、特に中学生くらいまでですと片足でしっかり立って止まることが出来ないです。
この状態で素振りを何回やってもフォームは崩れます。
片足でしっかり立つには、股関節の筋力が必要です。
特にお尻の筋肉である中殿筋や内ももの筋肉である内転筋が重要です。
ただこの筋肉を鍛えるだけではなく、回旋動作に耐えられるように鍛えなくてはなりません。
ただ片足で止まるだけでなく、片足で立って身体を捻ってもぶれないような筋力が必要です。
片足で立って身体を捻ると動作がぶれるという人は相当多いと思います。
また、右打者の場合はかなり左肩が内側に入ります。
この左肩の柔軟性が十分にないと、強い打球が打てません。
これはいくらバッティングフォームを改造しても、筋力を鍛えても肩の柔軟性がなければ改善されません。
その他、打つ瞬間の身体を捻る動作では、股関節・骨盤・背骨・肩甲骨など多くの部位が絡みます。
それら1つずつがしっかりと筋力・柔軟性がある状態で動かないとバッティングの向上は見込めません。
このように、ただ打つという動作だけでも相当複雑ですので、多くの要素が必要です。
パーソナルトレーニングで野球のピッチングの為のトレーニング
バッティングだけでも相当複雑でしたが、投球フォームはもっと複雑です。
まずは、片足に重心を乗せた状態で投げますので、バッティングと同じく片足でしっかり止まって投げ始める必要があります。
このワインドアップの片足で立った状態の安定度で、そのピッチャーが怪我をしやすいかどうかがわかるくらい重要なポイントです。
肘の怪我や肩の怪我が多い投手は、まずここを改善するだけでかなり怪我のリスクを下げられます。
そして、その動作の次は、後ろ足の股関節に強く力を溜めこみます。
その溜め込んだ力を、プレートを蹴って前への推進力に変えます。
この足から股関節を通って体幹を通って指先まで力を伝えるためには、この間の全ての筋力や柔軟性が必要です。
身体が小さくても速いボールや強いボールを投げられる投手は、この力の連動がスムーズと言えます。
逆に、身体のわりにボールが弱い投手は、何かしらのロスがあります。
このロスは、ロスした場所のダメージとして残ります。
これが怪我に繋がります。
投げるたびに肩や肘が痛い場合は、このようなロスが多いと思います。
このロスをなくすために各部位のトレーニングやストレッチをしていくのが、パーソナルトレーニングで投球動作を改善する流れです。
パーソナルトレーニングで野球の走塁の為のトレーニング
走塁でも、野球の走塁独特の動作がありますので、ただ速く走れればいいわけではありません。
野球の練習で長距離走が多いと思いますが、野球の走塁でよくある距離は塁間の27.5メートルです。
しかも盗塁などの場合は、リードをしていますし最後はスライディングをすれば実質は最も短いです。
スリーベースでも、100メートルに満たない距離ですので、100メートル以上を走るのはランニングホームランだけです。
例えば盗塁の為のトレーニングと考えれば、スタートの動作や加速の動作が考えられます。
スタートの動作は、真横に急加速します。
つまり、身体を捻る動作が重要です。
この時は、股関節や骨盤や背骨、肩甲骨など様々な部位が連動して動きます。
短距離走は早いので盗塁は出来ないという場合は、このような動作が苦手な可能性があります。
そして短距離で爆発的にスピードを上げるには、走る体勢も重要です。
マラソンなど長距離走では、上半身は真っすぐ立った状態に近いですが、短距離では前傾姿勢がかなり強いです。
この前傾姿勢を保つには、股関節や足首の柔軟性がかなり必要です。
この柔軟性がない状態でいくらダッシュを繰り返しても、あまり効果的ではありません。
まずは、盗塁に必要な前傾姿勢を保つ柔軟性が必要ですので、ここをパーソナルトレーニングでトレーニングしていきます。
パーソナルトレーニングで野球の守備の為のトレーニング
パーソナルトレーニングで野球の守備の為のトレーニングをするには、各守備位置によって異なります。
内野手であれば、捕球のかなり低い体勢をしっかり保つための柔軟性や筋力が必要です。
捕手であれば、よりしゃがんだ低い姿勢です。
外野手であれば、走るスピードや遠投の能力が必要でしょう。
これもバッティングやピッチングと同じように、現状の筋力や柔軟性を分析し、理想の動作とのギャップを見極めます。
そしてそのギャップの原因になっている筋力不足や柔軟性不足を、トレーニングしていくのがパーソナルトレーニングです。
パーソナルトレーニングで出来ることとは?
このようにパーソナルトレーニングでは現状のできない動作などの原因となる筋力不足や柔軟性不足などを分析し、その原因を改善するトレーニングやストレッチをしていきます。
その為、パーソナルトレーニングでどのようなスポーツの競技力向上も図れます。
よく「パーソナルトレーナーはスポーツ出来るのか?」と言われますが、プロアスリートと同等の技術は当然ありません。
ただ、先ほどのパフォーマンスピラミッドの下層や中間層を改善するプロフェッショナルがパーソナルトレーナーです。
私個人は、特に下層の基礎的な筋力や柔軟性の改善を得意としています。
その為、自分よりもスキルが圧倒的に高い人のスキルアップのサポートが出来ます。
当然ですが、パーソナルトレーナーは技術指導をする訳ではありません。
技術獲得が出来ない原因の、筋力不足や柔軟性不足を改善します
なかなか上達しない技術や怪我が多い理由は何か身体に問題があるのでは?と思う方は、ぜひ一度パーソナルトレーニングをお試しください。
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