ストレッチは反動をつけたらダメ?正しいストレッチのやり方とは?

間違え パーソナルトレーニング

ストレッチは柔軟性を高める為に効果的な方法です。

ただ、ストレッチには種類が色々ありますのでストレッチの方法もその種類によって異なります。

 

ストレッチのやり方で多くの方が気になることは、「ストレッチは反動を付けたらダメなの?」ということだと思います。

そんなストレッチのやり方をパーソナルトレーナーが解説します。

 

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ストレッチは反動を付けたらダメ?ストレッチの正しいやり方

ストレッチは反動を付けていいのかダメなのか?

結論から言えば、答えは「目的による」です。

 

ストレッチにはいくつか種類があります。

その中で、反動を付けるストレッチと反動を付けないストレッチがあります。

 

反動を付けないストレッチをするときは、反動を付けないで行います。

反動を付けるストレッチをするときは、反動を付けます。

 

単純ですが、これを間違えて「ストレッチは反動を付けてはいけない」と思っているケースが多いようです。

 

反動を付けるストレッチにも、反動を付けないストレッチにもそれぞれメリットとデメリットがあります。

 

それぞれのストレッチの種類の特徴を踏まえて、ストレッチを使い分けることで効果的なストレッチができます。

 

反動を付けないストレッチ「スタティックストレッチ」とは?

反動を付けないストレッチは、スタティックストレッチと呼ばれています。

別名、静的ストレッチとも言います。

 

スタティックストレッチとは、反動を付けないで止まったまま行うストレッチです。

 

スタティックストレッチのメリットとしては、安全に行えること、難易度が低く運動初心者でも行えることなどが挙げられます。

 

また、スタティックストレッチの特徴として、筋肉の働きを抑えてリラックスさせる効果があります。

 

運動後のクールダウンや、寝る前のリラックスタイムのストレッチに効果的なストレッチと言えます。

 

ただ、スタティックストレッチをすると筋肉の働きが弱まって力の発揮が一時的に弱くなるとの報告もあります。

つまり、運動前のウォーミングアップには向いていないストレッチです。

 

その為、「ストレッチは反動を付けてはいけない」と勘違いして、ウォーミングアップで反動を付けないストレッチを行うと、逆効果になる可能性があります。

 

静的ストレッチと動的ストレッチの違いとは?

 

反動を付けるストレッチのメリット

では、反対に反動を付けるストレッチはどのようなものなのでしょうか。

反動を付けるストレッチにもいくつか種類がありますが、その1つがリスティックストレッチと呼ばれるものです。

これは反動をグイグイつけて行うストレッチですので、筋肉をよりしっかり伸ばすことができます。

 

その反面、無理に行うと筋肉を痛めやすいと言われています。

バリスティックストレッチ以外にも、ダイナミックストレッチと呼ばれる方法もあります。

ダイナミックストレッチは、別名動的ストレッチとも呼ばれます。

 

ダイナミックストレッチは身体を大きく動かしながら行うストレッチで、多くの筋肉を同時にストレッチすることができます。

 

実際のスポーツ動作や日常動作は1つの筋肉だけで動くことはなく、このダイナミックストレッチのように同時に多くの筋肉が働きます。

その為、より実践的なストレッチがこのダイナミックストレッチと言うことが出来ます。

 

ただ、ダイナミックストレッチにもデメリットがあります。

それは、同時に複数の筋肉が働くため、1つの筋肉に異常があると上手く出来ません。

正しく出来なければ効果も半減しますし、怪我の確率も上がります。

 

その為、いきなりダイナミックストレッチを行うのではなく、先にスタティックストレッチやバリスティックストレッチで特定の筋肉をしっかり伸ばしてからダイナミックストレッチに入った方がスムーズに出来ます。

 

ストレッチの種類一覧はこちらから

 

ストレッチの反動は目的に合わせて使うのが正しい方法!

このように、ストレッチの反動を付けるべきか付けないべきかは、目的によって大きく異なります。

そして、反動を付けるか付けないかを見違えると効果も変わってしまいます。

 

大まかには、次のようなイメージで良いと思います。

 

反動を付けてストレッチをするべき時

・ウォーミングアップ

・スポーツパフォーマンス向上

 

反動を付けないでストレッチをするべき時

・クールダウン

・ウォーミングアップの最初

・寝る前のストレッチ

 

ただ、その人の柔軟性や身体の状態によって変わりますので、身体の専門家に教わるのが一番安全です。

ストレッチのやり方1つでも意外と複雑ですが、上手く複数のストレッチを組み合わせて行うことで、より効果的なストレッチをすることができます!

 

この記事を書いた人
中谷圭太郎

東京の東中野・落合にあるピラティス&コンディショニングスタジオhc-life代表トレーナー。スタジオ経営、パーソナルトレーニングレッスンの傍ら、公式ブログを中心にトレーニングや健康に関する情報を発信中。

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