パーソナルトレーニングでテニスの競技力を向上させる方法

パーソナルトレーニングではスポーツ選手の競技力向上が出来ますが、その中でテニス選手の競技力向上についてご紹介します。

 

テニスは試合時間も長く走り続けるスポーツであり、身体を捻る回旋動作やサーブのオーバーヘッド動作など必要な動きが多岐に渡ります。

 

また、怪我も多くふくらはぎの肉離れはテニス選手に多い怪我でテニスレッグとも呼ばれます。

一般のテニス愛好家でも、肘や膝にサポーターを付けてテニスをしている人も多いと思います。

テニススクールを怪我で休会ということも多く、そのような場合はパーソナルトレーニングでしっかりと土台の筋力や柔軟性を身に付けることで改善可能です。

 

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パーソナルトレーニングでテニスの競技力向上が出来る理由

パーソナルトレーニングでは、テニス選手の競技力向上が可能です。

競技力向上は英語で言えばパフォーマンスアップで、もっと簡単に言えばパーソナルトレーニングでテニスが上手くなるサポートが可能です。

 

パーソナルトレーニングでテニスの競技力向上が出来る理由は、他のスポーツ選手の競技力向上と同じです。

 

特にテニス選手の競技力向上となると、テニスには必要な動作が多いです。

サーブを打つ場合はオーバーヘッド動作という、頭の上での動作になります。

 

これは、野球のピッチャーやバレーボールのアタッカーと同じような能力が求められます。

そしてストロークの動作は、回旋動作という身体を捻る動作です。

回旋動作には、股関節や骨盤、背骨や肩甲骨、肩関節など様々な関節が連動して動きます。

これは野球選手のバッターやゴルファーと同じような能力が求められます。

 

そして試合時間も長く、コートを走り回る範囲も広いです。

長い時間走り続ける能力も必要ですし、短距離を素早く能力も必要です。

 

陸上の短距離走の能力も、長距離走の能力も求められるようなものです。

その他ネットプレーでのフットワークなど、実に様々な能力が必要ですので、身体の機能、身体能力としても多くのものが求められます。

 

そのどれかが欠けていると、

「ラリーは得意だけどサーブが弱い」

「ビッグサーバーだけどラリー戦はダメ」

「ラリーはいいのにネットプレーはできない」

「ボレーは上手いけどスマッシュは下手」

 

などのアンバランスな能力を持つことになります。

いくら練習しても弱点が改善されない場合は、技術の前にそもそもの身体能力に問題があることが多いです。

 

逆に言えば、身体能力の改善でテニスの競技力向上が大きく向上する可能性があります。

 

パーソナルトレーニングでテニスのサーブを改善する方法

パーソナルトレーニングでテニスの競技力を向上させる具体的な方法として、まずはサーブについてみていきます。

サーブは頭の上での動作になりますので、まずは手が頭の上にきれいに上がることが必須です。

 

ところが、現代人はデスクワークやパソコン、スマホの影響で猫背になったり、肩こりを抱えたりしている人が多いです。

 

そのような場合は、肩や肩甲骨の動きが悪く手をスムーズに頭の上に挙げることが出来ません。

そうすると、サーブの動作がスムーズにいくことはありません。

 

そして、下半身の力が上半身に上手く伝わることもありません。

 

これは専門的には「肩甲骨上腕リズム」と言いますが、肩甲骨と肩関節が連動して肩が動くことできれいに手が頭の上まで上がるようになります。

この肩甲骨上腕リズムが崩れても一応サーブは打てます。

ただ、サーブは安定しませんし力も伝わりにくく、肩や肘の怪我にも繋がりやすいです。

 

また、肩や肩甲骨の問題だけではなく下半身や体幹の問題もあります。

先ほどの上半身の動きにもつながりますが、サーブを打つときは背骨が反る動作が入ります。

 

この時、背骨の上部である胸椎(背骨の胸の部分)が上手く反らずに、腰ばかり反ると力も弱く腰に過度な負担がかかります。

 

テニスで腰痛になる人は、このような動きの癖があることが多いです。

 

また、サーブを打つ瞬間は少しジャンプ動作が入りますが、この時下半身では地面を押すような形で上半身に力を伝えます。

 

この動作は、股関節や膝関節、足関節がしっかり連動して初めて上手く力が伝わります。

 

ところが、股関節の柔軟性や筋力不足、膝の怪我、足関節の柔軟性低下などがあると上手く力が伝わりません。

また、外反母趾やO脚、X脚などがあっても上手く力が伝わりません。

このように、サーブの動作を改善するにしてもチェックポイントが多すぎます。

 

逆に言えば、これだけ全てを完璧にできている人も少ないと思いますので、トレーニングで改善の余地はいくらでもあると言えます。

 

パーソナルトレーニングでテニスのストロークを改善する方法

テニスのストロークをパーソナルトレーニングで改善する場合は、身体を捻る動作を改善していきます。

身体を捻るといっても、実際には多くの関節が関与しています。

 

具体的には、股関節と背骨、肩甲骨と肩関節が大きく動いて身体を捻ってストロークを打っています。

 

そしてこれはそれぞれ左右があります。

 

例えば右利きの人がフォアハンドストロークを打つ場合、左の股関節と右の股関節が連動して回旋し、連動して背骨が回旋し、左肩と左肩甲骨が動くことで右肩と右肩甲骨が力をためるように捻ります。

 

この説明だけでもややこしいですが、実際の動作はもっと複雑です。

 

例えば右の股関節の柔軟性や筋力が弱く、動きが悪い場合はそれだけでこの複雑な動作が破たんします。

 

ただフォアハンドストロークを打つことは可能ですが、他の部位に負担がかかって疲れる、怪我に繋がりやすい、弱い、安定しないなどの問題が起こります。

これは、フォアハンドストロークを何百球、何千球打っても改善は難しく怪我のリスクの方が圧倒的に高いです。

 

このような問題を発見し、それを改善するのがパーソナルトレーニングでテニスのストロークを改善する方法です。

 

また、これはストロークでもサーブでも同じですが、何が原因で競技力向上を阻んでいるかは人によって異なります。

その為、パーソナルトレーニングでは最初に身体の状態を詳しくチェックします。

姿勢や動作分析をして見極めますが、テニスの動作だけでなく身体の柔軟性や筋力があるかの動作分析を行います。

 

これがパーソナルトレーニングで競技力向上が向上できる最大のポイントとも言えます。

我流のトレーニングでも改善しなかった場合は一度パーソナルトレーナーにチェックをしてもらうと自分では気づかなかった問題点が見つかると思います。

 

テニス選手に多い怪我のリハビリ方法

パーソナルトレーニングでは最初にカウンセリングを行います。

ここで怪我の有無なども伺いますが、重要なのは過去の怪我です。

 

今は痛みがなくても、過去の怪我をかばった動作が競技力向上を阻んでいることも大いに考えられます。

また、怪我をして靱帯などが損傷している場合は基本的には回復しません。

 

ただ、リハビリをして周りの筋肉でサポートすれば大きな問題はなく動きます。

また肉離れなどは再発率が高く、テニス選手に多い怪我です。

 

このような怪我の再発率の高い怪我の再発を防ぐことも、テニスの競技力向上の1つと言えます。

怪我で離脱し練習が出来ず、さらにまたその怪我をかばって競技力が低下と言うことにもなりかねないですので、怪我のリハビリは重要です。

 

テニス選手に多い怪我の種類としては次のようなものがあります。

 

テニスレッグ(ふくらはぎ肉離れ)

ふくらはぎ肉離れは、テニス選手に多い怪我であることからテニスレッグとも呼ばれます。

再発率も高く、繰り返すと厄介な怪我ですがリハビリをしっかり行うことで再発率を下げることが出来ます。

 

脇腹肉離れ(腹斜筋肉離れ)

身体を捻る動作が多いスポーツでよく起こる怪我です。

股関節や肩関節が上手く動かないと、代わりに過度にわき腹の筋肉が働き肉離れを起こしやすくなります。

 

アキレス腱断裂(アキレス腱炎)

久々にテニスをやった方に多い怪我です。

アキレス腱断裂は大怪我ですので、久々にテニスをする場合や、昔テニスをやっていた時よりも体重が大きく増えている場合は注意が必要です。

 

テニス肘

文字通り、テニスで多い肘の怪我です。

テニス肘と言う場合は、バックハンドテニス肘という肘の外側の痛みを指す場合が多いですが、肘の内側が痛くなるフォアハンドテニス肘もあります。

 

これらの怪我が過去にある場合は、しっかりとリハビリをすることがテニスの競技力向上にも繋がりますし、安全にテニスを楽しむためにも必要なことです。

 

この記事を書いた人
中谷圭太郎

東京の東中野・落合にあるピラティス&コンディショニングスタジオhc-life代表トレーナー。スタジオ経営、パーソナルトレーニングレッスンの傍ら、公式ブログを中心にトレーニングや健康に関する情報を発信中。

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