パーソナルトレーニングの考え方 joint by joint(ジョイントバイジョイント)セオリー

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パーソナルトレーニングの考え方ということで、今回はjoint by joint theory(ジョイントバイジョイントセオリー)について、私見を踏まえ解説させて頂きます。

 

ジョイントバイジョイントセオリーは、かなり有名な理論になってきていると思いますので使っている方も多いと思います。

また、学生トレーナーでも聞く話だと思います。

上手く活用すれば、パーソナルトレーニングにもかなり活きる内容であると考えています。

 

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joint by joint theory(ジョイントバイジョイントセオリー)とは?

joint by joint theory(ジョイントバイジョイントセオリー)とは、簡単に言うと

 

「各関節には主な役割があり、各関節がその役割を果たすことで、身体の動きがよくなる」

といったイメージです。

 

この各関節の役割は2つに分かれ、スタビリティ関節、モビリティ関節と考えられます。

 

そして、このモビリティ関節とスタビリティ関節は隣り合う関節で交互に現れるという特徴があります。

 

モビリティ関節とは、モビリティ(可動性)が特に求められる関節

スタビリティ関節とは、スタビリティ(固定性)が特に求められる関節

 

このように考えるとイメージがしやすいです。

※モビリティ=可動性、スタビリティ=固定性は正しい訳し方ではないかもしれませんが、初めて聞く方はこのような理解であれば、joint by joint theoryの大枠を捉えやすいと思います。

 

モビリティ関節・スタビリティ関節の一覧

では、どの関節がモビリティ関節でどの関節がスタビリティ関節になるべきなのでしょうか?

こちらは、図でご覧ください。

 

ジョイントバイジョイントセオリー

 

このように、隣り合う関節が互い違いに、モビリティ関節・スタビリティ関節となります。

特に下肢の動きで重要になるのは、足関節・膝関節・股関節の動きです。

足関節と股関節がモビリティ関節として機能することで、初めて膝関節への負担が減ります。

 

膝関節の障害がある場合に、膝関節に対してアプローチをするだけでなく、隣接する足関節・股関節のモビリティがあるか?

 

ないのであれば、この2つのモビリティ関節がしっかりモビリティ関節として機能することで、膝関節の障害を改善できる!

 

このような形で、このjoint by joint theory(ジョイントバイジョイントセオリー)の考え方を使います。

 

同じように、腰部の障害については、股関節・胸椎のモビリティが重要になり、また逆に腰椎のスタビリティを出すためには、股関節・胸椎のモビリティが重要とも言えます。

 

腰椎がちゃんと止まらないせいで、胸椎が動きにくい。

胸椎が動かないせいで、代償動作として腰椎が動き、スタビリティ関節として機能しない。

 

このように堂々巡りになりますが、どこから改善すべきか?

ということを考える場合、また別の考え方が必要になります。

 

改善は「モビリティファースト」

それが、モビリティファーストという考え方です。

次回は、モビリティファーストについて私見を踏まえ、解説させて頂きます。

 

この記事を書いた人
中谷圭太郎

東京の東中野・落合にあるピラティス&コンディショニングスタジオhc-life代表トレーナー。スタジオ経営、パーソナルトレーニングレッスンの傍ら、公式ブログを中心にトレーニングや健康に関する情報を発信中。

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